こんにちは。
埼玉在住、3児の父のPolcです。
インドアだった私と妻のコロちゃんですが、今ではDIY×キャンプに夢中です。
DIY歴4年、キャンプ歴1年とまだまだ未熟ですが
その間に得た知識や経験を書いていくつもりです。
今回は自作アジャスターの作り方と解説です。
安く作れて、頑丈なのでコストを抑えながらDIYをしたい人にオススメです。
市販の高いアジャスターを使わなくても気軽に賃貸DIYを楽しめます。
なぜ代用するのか
結論から言うと、市販品に比べてとても安いからです。
賃貸DIYの場合アジャスターが必要な場面は多いです。
毎回アジャスター代で2000円前後かかっていたので、高いと感じていました。

2×4よりアジャスターの方が高いんだよなー…
自作のアジャスターで必要な材料は以下の通りです。



ボルト類は全部で58円です。
2×4の25㎜は、つっぱる柱の端材を使うのでお金がかかることはほとんどないです。

万が一買う場合でも、ホームセンターの端材コーナーで数十円で買えます。
つまり1本の柱をつっぱるだけなら58円しかかからないという事です。

なるほど~
市販品はどれくらいだっけ?
値段を市販品と比較していきます。
市販品との比較
比較する市販品はこちらです。
コストの比較
自作品 | ディアウォール | ラブリコ | ウォリスト | |
1本 | 58円 | 945円 | 905円 | 1673円 |
2本 | 116円 | 1890円 | 1810円 | 3346円 |
4本 | 232円 | 3780円 | 3620円 | 6692円 |
8本 | 464円 | 7560円 | 7240円 | 13384円 |
12本 | 696円 | 11340円 | 10860円 | 20076円 |
使えば使うほどに価格差が広がります。
ウォリスト12本を自作のものに置き換えれば、コストは97%抑えられます。

閉店セールでも見ない数字です。

97%ってすごいね!

でもうちウォリストめっちゃ使ってない?

11本だね…
アジャスターだけで2万円近く使っちゃったんだね~…
2万円あれば電動工具を買ったり、いろんな塗料を試したり出来たので悔やまれます。
アジャスターにお金を使うより、備品に投資した方がDIYに幅が出ます。
賃貸DIYでコストを抑えたい方に自作のアジャスターを強くオススメしたいです。
自作アジャスターの作り方
木材とボルト類を用意したら加工して組み立てます。
2×4(天井までの高さ-50㎜)
柱になる突っ張るための木材です。
必要な高さから-50㎜のものを用意します。
2×4 (25㎜)
25㎜の2×4を用意します。

まずは木材の真ん中に15㎜の穴を開けます。

使ったのはこちらの座ぐりドリルです。
貫通させずに座ぐりドリルの頭が埋まるくらいで大丈夫です。

次に9㎜のドリルで貫通させます。

貫通させた穴にボルト→ワッシャー→ナットの順で締めていきます。


座ぐりドリルで穴を掘った側からボルトを入れます。
次はナット→ワッシャーの順で締めていきます。

これでアジャスターの完成です。
2×4 (柱)
柱になる2×4にも9㎜の穴を開けていきます。
穴の深さは50㎜です。
電動ドリルに装着する前に、目印をつけておきます。

先端の根本から50㎜の地点にマスキングテープを巻きつけました。
これで穴を開けるのが簡単になります。


これならすぐにわかるね!

さっきから気になってたんだけど…
柱に書かれた×印はなに?


これで柱の中心を簡単に出せるんだよ
柱の角から対角線を交差させると、中心で交わります。
簡単に中心が出せるので覚えておくと今後も役に立ちます。
柱をつっぱる
つっぱる前に、接地面にフェルトを貼ります。
キズ防止になるので賃貸DIYでは大切です。


天井側も忘れないでください。

つっぱる作業はとても簡単で、アジャスターのボルトを柱に開けた50㎜の穴に通すだけです。
あとは傾いていないかを確認しながら、上側のナットをスパナで締めます。

これで自作のアジャスターが完成です。

自作のアジャスターの良さは大体わかったよ!

でもデメリットもあるでしょ?
自作アジャスターのデメリット
加工に手間がかかってしまうことがデメリットです。
そこまで難しい加工では無いのですが、市販品と比べると結構手間がかかります。

市販品は買ってすぐに取り付けするだけだもんね。
そして1番のデメリットは初期投資が必要なことです。
座ぐりドリルと9㎜ドリルの購入で1500円ほどかかります。

1500円??
いけるいける!
これらのドリルを使うためにはインパクトドライバーが必要になります。

あー…それはちょっと…
持っていない方はホームセンターの工作室を利用するといいです。
電動工具を無料で貸してくれるホームセンターもあります。

その手がありましたか!

カインズは工作室が充実していてオススメだよ。
デメリットはあるものの、致命的な欠点とまでは言えないと思います。

他に何か気になることある?

自作アジャスターのことは大体わかったよ!
市販品の良さと欠点も聞きたいな。

了解。
市販アジャスターのメリット・デメリット
これらのように専用のオプション品がシリーズ化されていて、1つのDIYをトータルでサポートしてくれます。
初心者にも配慮が行き届いていて素敵だと思います。
1番のデメリットは値段です。
決して常識外れの金額ではないのですが、自作するとすごく安いので高く感じてしまいます。
オプション品もそれなりの値段設定になっています。
またディアウォールとラブリコは本体の素材と質感が気になる所です。

プラスチックのような見た目で、締まりが無くチープな印象を受けます。
これは個人の感想なのであまり参考にならないかも知れません。
心配な方は実物を見てから買うことをオススメします。
おわりに
市販品にも良いところはありますが、値段の差を埋めるほどのメリットがあるようには思いませんでした。
ただし初めてDIYをする人にとって、自作アジャスターの加工は難しいと思います。
これから賃貸DIYを始めたいと考えている方は、まず市販のアジャスターで感覚を掴んでから自作に挑戦した方が良いように思います。
自作アジャスターを使って5ヶ月が経過したので記事にしてみました。
安全面などで不安を抱えている方に向けた内容なので是非参考になれば嬉しいです。
※2020年12月22日更新
自作のアジャスターを使ったDIYはこちら。
市販のアジャスターを使ったDIYはこちら。


この記事はこちらの動画を参考にして書きました。
わかりやすくまとめられていて初心者にも優しいです。
他の動画も参考になるものが多く、とても勉強になりました。
是非ご覧になってみてください。